特集 オランダの教育に学ぶ『イエナプラン教育』②
~教員が本音で語り合い、立ち戻ることのできる場所~

一般社団法人日本イエナプラン教育協会 理事 中川綾さんインタビュー

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イエナプランイベントレポート

「イエナプラン教育20の原則」の理解を深める勉強会

ドイツで生まれ、オランダで発展し、現在世界中から注目を集めている「イエナプラン教育」。
ここでは学力一辺倒ではなく、子どもたちが自立して学びに向かい、考え方の異なるお互いを認め合いながら協働するという、 日本の社会が今まさに求めている教育を体現しています。

今回は一般社団法人日本イエナプラン教育協会の理事、中川綾さんにお話を伺いました。
中川さんはもともと私立の中高一貫校で教師として勤め、さらに特別支援学校や定時制の学校、チャレンジスクールなど、様々な公立の学校で講師として活動していました。
その頃から、一斉授業だけではなく日本の学校教育に、もっと多様性や、学び方を選べることができれば、と考えていたそうです。
教員を退職後、アメリカのプロジェクトベースドラーニングの学校に滞在するなど、世界で行われている様々な学び方を勉強する中で出会ったのが、オランダのイエナプラン教育。
リヒテルズ直子さんの著書「オランダの教育」を読み、実際に現地の学校を視察し感銘を受けたのち、リヒテルズ直子さんらと共に日本イエナプラン教育協会を設立。
もともと「先生たちのサポートをして、一緒に学んでいきたい」という思いから教員を退職されていたこともあり、イエナプラン教育のビジョンを、現役の先生たちと共に考え、 支え、広げていく活動を始めました。

取材に伺ったのは「イエナプラン教育20の原則」の理解を深める勉強会。
現役の教員だけでなく、会社員なども参加し、イエナプラン教育のコンセプトの本質を読み取っていました。
イエナプラン教育と、自らの学校で行っている教育を照らし合わせ、教育現場で起こっている様々な問題も出てきていましたが、 どうすればもっと子どもたちにとって価値のある学びにつながり、どうしていけば良いのかということを、一人ひとりの先生が本当に真剣に語り合っています。

オランダイエナプラン20の原則

イエナプラン20の原則

一見この20の原則には、ごく当たり前のことが、ごく端的に書かれていますが、中川さんをはじめ参加者の方々の様々な考え方や意見を聞くと、実はものすごく奥が深いことが、 次第に分かってきます。
「時間はかかるけど、20の原則を本当の意味で理解することが大切だし面白い」と中川さんが言います。

また中川さんは「この原則は、教員にとって立ち戻ることができるもの」と語ってくれましたが、20の原則を理解することができていれば、先生たちが惑った時に、 ここに戻って見つめ直すことができるものになっているのです。


誰でも参加可能というこの勉強会は、月一回のペースで行われているということです。
ただ単にイエナプラン教育を分析するという会ではなく、何か迷ったり行き詰まったりしても、ここで語り合い共有することで、次の一歩を踏み出すためのアイディアを 見つけたり、あらためて考えたりすることができるという、とても素敵な場でした。

プロフィール

中川綾さん

中川綾(なかがわ・あや)

一般社団法人日本イエナプラン教育協会 理事 
http://www.japanjenaplan.org/

株式会社アソビジ 代表取締役 
http://www.asobusiness.com/

NPO法人Educational Future Center 副代表理事 
http://www.educational-future-center.org/

一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム 理事 
http://project-yui.org/about.html


勉強会の開催情報

一般社団法人日本イエナプラン教育協会 http://www.japanjenaplan.org/

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